医療事務の医科と歯科の違いは?仕事内容・資格の種類・難易度を比較

この記事は「医療事務の医科と歯科の違い」について解説します。

医療事務は診療科によって大きく「医科」と「歯科」に分かれていることを知っていますか?

それぞれ同じ医療事務と呼ばれる仕事ですが働く場所や仕事内容、必要となる知識・技能などに違いがあります。

では、具体的に医療事務の医科と歯科にはどのような違いがあるのか見ていきましょう!

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医療事務の「医科」と「歯科」の違い

まず、医療事務には「医療」「調剤」「介護」の3つの分野があります。そして、医療の分野のなかで診療科により医科と歯科に分けられています。

医科とは外科や内科、小児科など歯科以外のすべての診療科を指し、歯科は歯科のみ(歯科・矯正歯科・小児歯科・歯科口腔外科)を指します。

勤務先

医科の医療事務の勤務先は病院や診療所です。

病院は複数の診療科と20以上の病床を持つ医療機関を指し、診療所は病床数が1~19の有床診療所と、病床を持たない無床診療所があります。

一方で歯科の医療事務の勤務先は歯科診療所(いわゆる街の歯医者さん)です。

総合病院や大学病院など複数の診療科を持つ医療機関では医科と歯科の両方を備えているケースもありますが、その多くが開業医によるものです。

仕事内容

医科医療事務と歯科医療事務どちらにとっても重要な業務が「診療報酬請求」です。

診療報酬請求

保険証の提示によって医療費が3割負担になる患者さんは医療費全体の3割を会計窓口で支払い、残りの7割は医療機関から患者さんが保険料を納めている各保険の運営団体(保険者)へ月1回まとめて請求します。

診療報酬は医療機関における人件費、医薬品・医療材料の購入や施設を維持・管理していく費用となります。

正しく診療報酬請求ができていなければ医療機関の経営を悪化させてしまうため専門知識を必要とする業務です。

医科と歯科では資格が異なる

医科にはない独自の専門用語や治療方法、治療に使用する材料など歯科の診療報酬の算定には医科とは違った知識が求められます。

そのため医科と歯科では異なる資格を設けて知識・技能の評価と認定をおこなっています。

  • 診療報酬請求事務能力認定試験
  • 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®
  • 医療事務管理士®技能認定試験
  • 医療保険請求事務者

これら4つ資格は【医科】と【歯科】のどちらか選択できる資格です。

【Q】医科と歯科ではどちらが有利?

【A】医科のほうが勤務先の選択肢は広がる

これから医療事務に関する資格を取ろうと思ったときに医科と歯科ではどちらが就職・転職に有利になるのか気になるところですよね。

診療科に特別なこだわりがなければ医科を選ぶほうが幅広く就職先を探すことができます

厚生労働省が発表しているデータによると病院・診療所を合わせた数は全国のコンビニエンスストアの店舗数(2018年度は5万8340軒)よりも多いからです。

医療機関の施設数
  • 病院・・・8,324
  • 一般診療所・・・102,396
  • 歯科診療所・・・68,488

【参考】厚生労働省による医療施設動態調査(令和元年 5 月末概数)

ただ、病院・診療所や歯科医院は全国にあるため医科・歯科どちらかが就職に不利ということありません。

【Q】医科と歯科ではどちらの資格が難しい?

【A】歯科のほうが学習範囲は狭い

取得を目指す資格によって合格率が異なるため一概に難易度を比較することはできませんが医科と比べて歯科のほうが学習範囲は狭いです。

そのため医科と歯科のどちらかを選択して受験することができる資格では歯科のほうが合格率が高くなります。

医科 歯科
診療報酬請求事務能力認定試験
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®
医療事務管理士®技能認定試験
医療保険請求事務者

【Q】歯科医療事務と歯科助手の違いは?

【A】診療補助の業務があるかどうか

歯科衛生士(国家資格) 歯科医療事務(資格必要なし) 歯科助手(資格必要なし)
歯科医師の指導のもとで診療補助や歯石除去の治療の補助や、歯科保険指導をおこなう 歯科医院での受付、会計、診療報酬請求などの業務をおこなう 歯科医師を補助して診療が円滑におこなえるように診療に必要な器材の準備や診療後の後片付けなど、さまざまな仕事を請け負う

歯科医師が診療に集中できるように補助をおこなうのが歯科助手です。歯科医院の多くは少人数で運営していることがほとんど。1人のスタッフに求められる業務はマルチなものになります。

そのため歯科助手がおこなう診療補助(アシスタント)業務を

  • 歯科衛生士が兼務するケース
  • 医療事務員が兼務するケース

に分けられます。ただ、歯科衛生士は歯石を取り除くなど虫歯や歯周病にならないための予防処置をおこなうため歯科助手として業務に割ける時間は限られています。

このような背景から歯科医院では医療事務も歯科助手も務められる人材が求められています。

歯科助手の業務

歯科助手の業務はあくまでも「補佐」です。患者さんの口腔内に触れることはありません。

  • 照明の角度調節
  • 器具の消毒や準備
  • レントゲン室への案内

一方で医科医療事務では診療補助は看護師がおこなうため事務に専念することができます。

医療事務の医科と歯科の違いについてのまとめ

医療事務は診療科の違いによって「医科」と「歯科」に分けられています。

医療事務といえば医科を指すことが多く、歯医者さんで働きたいという特別な理由や具体的な目標がない限りは医科を選択することをおすすめします。

医科は医療・医学の幅広い知識が必要になりますが働ける場所の選択肢も広がります。

また、一度身につけた実務経験は全国の病院や診療所で年齢を問わず、さまざまな雇用形態で働くことができます。

医療事務は自分の生活スタイルに合わせた働き方ができることから女性に人気の資格です。

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